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12/13に見た公園
まずこの広い道幅が目を引きます。中央の道は約17mほどの幅があります。さらに左右にも道がありその幅も4.5mあります。
植樹も工夫してあり、周囲に背が高く常緑のヒマラヤスギを植えることで前に注意が向き、より道が広く感じるようになっています。
次に目を引くのはこの噴水で鶴舞公園の顔ともいえるものの1つです。
この噴水は一見洋風のものに見えますが、.....
このように土台部分が自然石でつくられる和風庭園を思わせるものになっています。
このように洋風と和風が融合している形に造られています。
反対側からみるとアカマツが植えられ、和風をイメージしていることがわかると思います。
さらに噴水の上から周囲を見てみると、....
風景も洋風をイメージしていることがわかります。半円形のテラスのような部分があることでさらにプラスになっていると思います。
反対側の風景をみると岸辺にしだれ柳や松があり、和風のイメージになっていることがわかります。
さらに進むと、鶴舞公園の第2の顔ともいえる奏楽堂があります。
奏楽堂は一見ただの洋風の建物に見えますが実はフェンスなどの装飾品には音符のデザインがついてるなど細部が非常にこだわっていることがわかります。残念ながら許可が無ければ建物内部には入ることが出来ませんがよく見てみると非常に面白いと思います。
また、右に見えるベンチもなかなかこだわっています。
高さによって少しずつ座る場所がずれていき、一部は階段の一部として取り込んでいることで階段がありながら座る場所とも違和感を持たせないようになっていてすごくかっこいいと思いました。
他にも石と木を組み合わせたベンチもありました。
遊具はほとんどありませんが広い運動場といくつかの健康遊具が置かれています。
他に特徴的なものは広い花壇と日本庭園が置かれています。
この花壇エリアは鋭角的な角が多いので驚きました。なぜなら私が公園の設計をするとき、教授には角を丸くしろとよく言われるからです。当時の花壇は鋭角な角があるものがおおかったのかどうかが気になりました。
公園の中にさらに日本庭園があります。鶴舞公園の広い土地だからこそこのようなものまでおけるんだと思いました。
今日見た造園実務
三脚鳥居型支柱
今日見た植物
アカマツ:常緑針葉樹
ヒマラヤスギ:常緑針葉樹
シダレヤナギ:落葉高木
クヌギ:落葉高木、樹皮が暗い灰褐色厚いコルク状縦に割れ目
ハリエンジュ:別名ニセアカシア、落葉高木、5,6月に白い総状花序の蝶形花を咲かす
ツバキ:常緑樹、花期は冬から春にかけてまたがり早咲きのものは冬さなかに咲く
トウカエデ:落葉高木、葉が3浅裂、花期は春散房状に淡黄色5弁
アベマキ:落葉高木、樹皮はクヌギより厚いコルク状深い割れ目
イチョウ:世界古来の樹木、特殊な針葉樹。イチョウはイチョウなんだよ。